メンター・メンティー同士の対談
面談は居酒屋で!?仕事以上に仲が良い2人のリアルトーク
お互いに支え合い、認め合う人がいる
それが成長への大きな原動力
ケアリッツには、年齢の近い先輩が新入社員を支えるメンター制度があります。
普段の交流や互いの成長など、飾らない本音を語ってもらいました。
この人の成長を追います
Profile
岩田 海渡
プロフェッショナルコース入社ケアスタッフ
所属:ケアリッツ光が丘
2023年入社 法学部卒
就活は当初、迷いながらも介護業界へ。最近嬉しかったのは、小学生の頃から続けている野球でホームランが打てるようになったこと。
話を聞くのは…
Profile
上村 龍都
プロフェッショナルコース入社ケアスタッフ
所属:ケアリッツ東池袋
2022年入社 社会福祉学部卒
僕から見た岩田くんは一言で言えば優しい。礼儀やマナーもしっかりしている真面目な後輩です。
TOPIC1

介護以外の道を志していた2人が
ケアリッツに入社を決めた理由

介護以外の道を志していた2人がケアリッツに入社を決めた理由
僕は大学時代、法学部で弁護士を目指してたんですけど、途中で諦めちゃって。やりたいことが見つからなくて、就活はけっこう悩みました。昔から人の支えになる仕事がしたかったので、福祉分野も興味はあったんですが、世間一般のイメージだと「介護業界は、賃金が安いのに仕事はきつい」って思われがちじゃないですか。でもケアリッツは、そんな介護業界のイメージを塗り替えられるワクワク感を感じたんです。
ケアリッツには「より良いサービスを届けるために、社員が働きやすい会社をつくる」という理念があるから、社員ファーストで働きやすい環境が魅力だよね。例えば入社1年目で月収24万円からスタート、しかも夜勤なしという待遇一つとっても、介護業界の中ではかなりめずらしいと思います。
そうですよね。それに加えて、上を目指してキャリアアップしていける環境にも惹かれたことが、入社の決め手になりました。上村さんは、どんなきっかけで入社されたんですか?
僕は大学の教職課程で教員免許を取得したんだけど、せっかく就活するなら民間の企業やいろんな会社も見ておきたいと思ったのがきっかけかな。教育と介護って一見まったく違うと思われるかもしれないけど、若い生徒にしても、人生の終盤にいらっしゃる高齢者の方にしても、誰かの人生に深く関わる仕事という面では一緒だなと思ったし、そこにやりがいを感じて入社しました。
TOPIC2

初めての仕事、初めての社会人!
そしてメンター制度での出会い

4月に入社した当時は、それなりの覚悟を持って臨んだものの、思ったよりキツイなっていうのが正直な感想でした。学生時代に飲食店やコンビニでバイトしたことはあったけど、毎朝決まった時間に起きて研修に行くのも、5日間フルタイムで働くのも、実際にやってみると意外としんどくて…。
最初は緊張もあるし、それだけでもやっぱり大変だよね。だからこそケアリッツには、先輩社員が新入社員を支えるメンター制度があるんです。僕がメンターになって初めて岩田くんと会ったのは、たしか5月ぐらいだったと思うけど、その時のことって覚えてますか?
これって正直に言っていいんですよね?あの…ほんと…僕たちの今の関係性があるからこそ正直に言いますけど、初めて会った時は「なんかちょっと違う!」って思いました(笑)
えーなんで!(爆笑)
メンターになる人って、もっと年齢やキャリアが上の人だと思ってたんですよ。でも上村さんは2022年入社で、年齢も僕の1つ上。だから意外だと思ったんですけど、歳が近いぶんサークルの先輩みたいな感じで、最初からすごく話しやすかったですね。
なるほど、そういうことか。僕も岩田くんのことは、大学の後輩みたいだなと思ってるよ。ケアリッツのメンター制度は、入社2~5年目の若手がメンターになるから、新卒のメンティーとは年齢が近くて、お互い気楽に話せるのがいいよね。事業所が違う人同士でマッチングするから、同じ事務所の先輩後輩とはまた違って、メンター&メンティーだからこそ話せることもあるし。それに月に一度の面談は、会議室でやるとか決まってるわけじゃなくて、リラックスして話せる場所ならどこでもOK。僕たちは居酒屋に集まるのが毎月恒例になってるから、良い意味で仕事って感じがしないかも(笑)。
僕もです(笑)。女性の皆さんは、カフェやレストランで会うことが多いみたいですけど、僕らは2人ともお酒好きだから、居酒屋でワイワイ気兼ねなく話せるのが楽しいです。いつも2軒目のお店に行く頃には、だんだん熱い話になってきて、上村さんは介護のことや仕事のことをちゃんと考えてるんだなと伝わってきます。
岩田くんも、最初に会った時からすごく真面目だったよね。研修が終わって、訪問介護の現場に出るようになった頃はどうでしたか?
訪問介護の現場は、衝撃の連続でした。未経験なりにイメージしていたつもりだったけど、利用者様のなかには介護度が重い人や住環境が悪い人もいて、介護をする以前に負担に感じることも正直少なくありませんでした。そんな時も上村さんがいてくれて、本当に助かりましたね。自分の仲のいい友達で介護業界に進んでいる人がいなかったから、仕事の相談をできる人がいるってすごく貴重だなと。
その気持ちはよくわかる。「仕事でこんなことがあって」とか「こんなケースではどうしたらいいの」とか、具体例を挙げて話せるのは、同じ介護業界で働く先輩後輩だからこそ。これがメンター制度の良いところですよね。
TOPIC3

入社1年目で感じた成長
挫折も失敗も、今ではすべて経験に

実際に働いていくうちに気づいたのは、介護保険で決まっている範囲のサービスだけでは利用者様の生活のすべてをフォローできないし、だからといってケアスタッフが何でも屋になれるわけではないということです。じゃあその中で自分には何ができるんだろう。何をすれば利用者様に満足してもらえるんだろう。日々淡々と支援をこなして終わるのではなく、どうすれば次のご依頼に繋がるんだろうと考え始めたとき、この仕事が楽しいかもしれないと思いました。
利用者様の満足度向上や、継続的なご依頼に繋げるために、工夫していることはありますか?
利用者様の様子をしっかり確認することですね。利用者様の些細な行動も、ふとした変化にも気づけるように、視野を広く保つようになりました。
どんなことにも気配りできるのは、岩田くんが本来持っていた素質だと思うけど、仕事の中でさらに成長したんじゃないかな。元々持っていた武器の使い方が上手くなったというか。他人に対する「アンテナ」を張って、相手の言葉や表情、感情を的確に受信できるし、なにかあった時には解決に向けて動く行動力を兼ね備えているところは、本当にすごいと思います。
そう言ってもらえて嬉しいです。でもたしか、入社から数カ月経った夏くらいかな。新規の利用者様が少しずつ増えて、1日の件数が多くなってきた時期に、認知症の方の支援に行ったんですよ。自分ではちゃんとやったはずのことを「やってないだろ」と咎められ、じゃあもう一回やりますねって言ったら「最初からちゃんとやれよ!」って怒鳴られて…。そこで一回、気持ちが折れてしまったことがありました。未経験なりに頑張って、「生活を支えよう」「サポートしよう」と自分を繋ぎ止めていたものが切れてしまったというか…。自分はなんで介護をやっているんだろうって、その日の夜はすごく考えましたね。
介護現場って日々、色々なことが起こるからなぁ…。いったん落ち込んだところから、どうやってモチベーションを上げていったの?
認知症の方だとそういう症状が出るのは当然だし、自分達にはどうしようもない、でも仕事だからきちんと向き合わなきゃいけない。そう考えた時、良い意味で「頑張りすぎないようにしよう」と思いました。それまでは常に100%以上の力を出そうとして、変に肩に力が入っていたというか、無理をしすぎてたと思うんです。もちろん親身にケアをするのは大事だけど、仕事として一定のラインを決めて、それをクリアすればその日はOKっていう考え方に変えたら、少し楽になりました。そうしたら、だんだん利用者様と上手に接することができるようになって、似たような場面でも上手く対処できるようになりました。
それは僕も常々そう思う。100%の力で全力疾走したらいつか限界が来ちゃうから、70~80%の力で長距離を走り続けた方がいいよね。でもこの話、当時も居酒屋で聞いたけど、ここまで詳しくは知らなかったな。岩田くんは強いから、自分の葛藤を表に出さずに限界まで溜めちゃうところがあるけど、だからこそちょっと心配。もっと頼ってくれてもいいんだよ?(笑)
ありがとうございます(笑)。この話はたしか、上村さんと会った時にはもう自分の中で解決してたから、軽い感じの話に昇華して話せたんですよ。でもそうやって上村さんに話したことで、もっと気が楽になったのを覚えてます。上村さんも入社1年目の頃、大変だったことや成長を感じたエピソードってありますか?
自分が担当する利用者様の中に、難病を抱えている元お医者さんがいて、最初はすごく大変でしたね。発語できない状態でコミュニケーションを取るという技術的な難しさもあったし、医療や介護について僕よりはるかに知識・経験のある元医師のケアをするという難しさもあって…。通いはじめた頃は、お家に行く前からブルーな気持ちになって、岩田くんと同じように心が折れかけたこともありました。
上村さんにもそういう時期があったんですね。その時はどうやって乗り越えたんですか?
本当に大変ではあったんだけど、僕がどれだけ若かろうが下手だろうが、こちらが折れない限り向こうからお断りされることはなくて。ロックバンドが好きな方だったから、「お前が諦めなきゃ俺は付き合うぜ!」っていうロックな気持ちを感じたんです。その期待に応えたいと頑張り続けた結果、今はお互い笑顔でコミュニケーションできるくらい、信頼してもらえるようになりました。
挫折や失敗があるからこそ、人は成長できる。そう思えばどんな経験も、無駄にはならないですよね。
TOPIC4

今はお互いに、頼もしく心強い味方!
同じ会社の仲間として、さらなる成長へ

こうして振り返ると、岩田くんはいろんな面で、本当に成長したと思います。僕が言うのもおこがましいけど、ただこなすだけの仕事なら、誰でもできると思うんですよ。でも、僕たちの仕事は人と関わる仕事だから、より深いところまで考えて行動しなきゃいけない。岩田くんは今、いろんな経験をして余裕が出てきたからからこそ、そんな仕事の意義や背景まで考えて行動できていると思います。それがまさしく成長だと思うけど、これから将来に向けて、さらに目指したい夢や目標はありますか?
僕はプロフェッショナルコースでで入社しましたが、将来はマネジメント側に回っていきたいと思うようになりました。大学で労働法を専攻していたので人事にも興味がありますし、チャンスをいただけるのであれば何でも挑戦して、自分のキャリアに繋げていきたいですね。
いいね!僕はまだまだ現場で、知識・技術・経験を積んでいきたいという想いもありつつ、大学で教育を学んだことを活かして、介護業界を知らない人たちに「介護って意外とすごいことしてるんだぜ!」って伝えていくようなポジションもやってみたいと思ってます。ケアリッツは自分の得意なことを活かして、やりたいことに挑戦できる環境だから、僕も岩田くんもそれぞれの道を進んでいけるといいね。
そうですね。ケアリッツの社員は、もともと介護未経験からスタートする人が多いと思うんですけど、入社1年目から丁寧な研修があるし、メンター制度とかフォローアップ体制もしっかりしてるから、これからもどんどん成長してキャリアアップしていきたいと思います。
メンターとして見守るというより、今はもう、岩田くんは頼もしい存在!先輩後輩じゃなくて、同じ会社で頑張る仲間として、これからも肩を組んで一緒に走っていきたいなと思います。
いつも同じ目線に立って話してくれる上村さんは、僕にとって心強い味方です。これからもぜひ、一緒に頑張っていきましょう!
ほかにもこんなストーリー

INDEX